タバコ規制 in Australia


No_smoking

日本に帰国した際に自分が日本に居るのだと真っ先に実感させられるのが「タバコ」です。
私が住んでいる Perth と比較すると、日本の方が公共の場所での喫煙や歩きタバコから発せられる煙に悩まされる機会が断然多いからです。
因みに Perth がある Western Australia 州 では、従来から公共のスペースや職場、レストランやパブ内での喫煙が厳しく規制されていましたが、昨年から更に以下の法律が施行されました。

・売り場でのタバコ製品の陳列禁止
 (タバコ製品を販売していても、それらを顧客に見えるような形で陳列することはNGです。)

・ビーチ内の規制エリアでの喫煙禁止

・レストランやカフェ等に付随する屋外飲食スペースでの喫煙禁止

・子供(17歳未満)が乗車している車内での喫煙禁止

・公共の運動場から10メートル以内の喫煙禁止

タバコを吸わない私にとっては喜ばしい限りですが、愛煙家の方々にとっては非常に厳しく辛い法律だと思います。

余談ですが、豪州のタバコのパッケージの大部分は喫煙でガンに冒された臓器の写真で占められています。
更に来年よりパッケージへのロゴやマークの印刷さえも禁止し、銘柄に関係なく画像等で喫煙の危険性を訴える統一パッケージを導入する計画が進んでいます。

そして何と言っても価格です。
こちらでは1箱 800円〜1,200円 程度しますが、豪州政府の特別委員会は3年以内に1箱 1,600円 程度に引き上げるよう求めています。

愛煙家で渡豪される予定の皆さん、是非豪州で禁煙に挑戦されてみては如何でしょうか。

櫻井 富大 / Tomihiro Sakurai

全社の経営管理を担当しています。パース在住22年目に突入しました。

1971年 岐阜県生まれ
1994年 明治大学 政治経済学部 経済学科 卒業
1994年 株式会社 日立製作所 入社
2005年 Curtin Business School: Mater of Accounting 修了