日本では就職のための英語の資格というとTOEICがまだ主流ですが、ヨーロッパやアジアではケンブリッジ英検の資格が一般的です。TOEICはテストテクニックを磨けばそれなりに点数も伸びますが、ケンブリッジ英検はそのレベルに到達したことを証明するテストなので、しっかりとした実力がないとそのレベルに受かりません。実力別にPET、FCE、CAEなどのレベルがあります。
オーストラリアではそのケンブリッジテストの対策コースが数多く開催されていて、その期間にはヨーロッパの学生たちが多く受講しています。レベルが高いCAEなどのクラスでは、日本人がクラスに自分だけなんてこともよく起こります。その資格はヨーロッパにおいては仕事を得るための英語力の証明として絶対に必要となるので、将来海外で活躍したい学生や若者たちは、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。
今までは年に数回のテストが開催されていましたが、この7月からコンピュータベースの試験が毎月受験できるそうですので、ますますこの試験の重要性が高まっていくのではないかと考えています。早く日本の企業も採用の基準に入れればいいのにと思います。