ケンブリッジ英検の時代がくる?


日本では就職のための英語の資格というとTOEICがまだ主流ですが、ヨーロッパやアジアではケンブリッジ英検の資格が一般的です。TOEICはテストテクニックを磨けばそれなりに点数も伸びますが、ケンブリッジ英検はそのレベルに到達したことを証明するテストなので、しっかりとした実力がないとそのレベルに受かりません。実力別にPET、FCE、CAEなどのレベルがあります。

オーストラリアではそのケンブリッジテストの対策コースが数多く開催されていて、その期間にはヨーロッパの学生たちが多く受講しています。レベルが高いCAEなどのクラスでは、日本人がクラスに自分だけなんてこともよく起こります。その資格はヨーロッパにおいては仕事を得るための英語力の証明として絶対に必要となるので、将来海外で活躍したい学生や若者たちは、ぜひチャレンジしてもらいたいと思います。

今までは年に数回のテストが開催されていましたが、この7月からコンピュータベースの試験が毎月受験できるそうですので、ますますこの試験の重要性が高まっていくのではないかと考えています。早く日本の企業も採用の基準に入れればいいのにと思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中