私たちの会社は、オーストラリアの会社なので、あまり日本では知名度があるわけではないのですが、1月から日本の窓口として小さなオフィスを借りたので、ときどきお客様がいらっしゃるようになりました。今日いらっしゃったのは、20歳でワーキングホリデーに旅立とうとして、ある留学エージェントに申し込みをしたのちに、値段が高いことがわかったので、週末を挟んで4日後にキャンセルをしたら、キャンセル料を支払えと言われたのだが、どうしたらよいかという相談でした。
お客様はまだ1円もお金を支払っていないのに、たぶん、その留学会社はお金を受け取っていないので、申し込みさえしていないのに、キャンセル料を請求するという姿勢が許せないと思いました。そのようなことが、留学に関係する不快な記憶として残っていくことがとても残念だし、この業界が伸びていかない要因のひとつだと思いました。
私たちの会社にもキャンセルポリシーはあり、お申し込みをいただき、お金をいただいてから、キャンセルをされた場合、ある金額をキャンセル料としていただきます。しかし、お申し込みをして4日後にキャンセルをされたからといって(学校のスタートは5月ですからまだ余裕はあるはずです。)キャンセル料を請求するのは詐欺に近い行為だと思います。
このお客様の場合、キャンセル料を支払ったとしても、私たちに任せていただければ、そのキャンセル料くらいはすぐにコストダウンというか無駄なお金は払う必要がなくなります。ですからその方も安心されて帰っていきました。
このような話を聞くと、自分たちが、まだ市場に認知されていないことに本当に苛立ちます。1人でも多くのファンを増やし、その方々が私たちを市場に浸透させていただけるように、ひとりひとりのお客様にベストを尽くしていきたいと思いました。