オーストラリアの平日のライフスタイル


オーストラリアで日本から来た学生たちと一緒に様々なことを語るときに、彼らから驚きとともに文化の違いとして語られるのが、オーストラリアの店はなぜ早く閉まってしまうのかということがあります。地方都市だと多くの店は18時くらいには閉まってしまうので、うっかりすると買い物が出来なくなってしまうこともよくあります。しかし、その分、働くのも残業などできるだけしないで、夜は家族で過ごして、けっこう早く寝てしまいます。

日本のようにコンビニに行けば夜中でもなんでも好きなものが買える社会に生きていると、オーストラリアのライフスタイルに最初は違和感を覚えるようですが、そのあと、学生たちもいろいろ考えるようです。

日本に一昨日戻ってきて、夜でも暖房をつけず、蛍光灯ひとつで、テレビも見ない生活は、現在でも避難所で暮らす人々のことを思うと全く苦痛には感じません。その分、家族との会話が増え、本をゆっくり読むことができました。

オーストラリアのライフスタイルは派手なものや刺激的なものはとても少ないですが、これからの日本人が目指すべき質素だけど暖かい生き方があると思います。

衛藤 伸彦 / Nobuhiko Eto

代表取締役。南オーストラリア州アデレード在住。1985年 千葉大学を卒業後、文具メーカーのプラス(株)にて業態開発、商品開発、経営戦略室を担当。1990年 マサチューセッツ州立大学ビジネススクールに留学。1992年(株)ベネッセコーポレーション入社。2004年 語学学校のベルリッツインターナショナルに出向。東南アジアのマネージャーやアジア地区のフランチャイズ管理を担当。2008年より現職に就任。入学手続き無料、オーストラリアの現地6都市での無料サポート、情報量豊富なWEBサイトの構築など、留学を志す全ての人々にとって「留学エージェントとはこうあるべき」という姿を追求する日々。etonobuhiko.comにて個人ブログ更新中