オーストラリアで日本から来た学生たちと一緒に様々なことを語るときに、彼らから驚きとともに文化の違いとして語られるのが、オーストラリアの店はなぜ早く閉まってしまうのかということがあります。地方都市だと多くの店は18時くらいには閉まってしまうので、うっかりすると買い物が出来なくなってしまうこともよくあります。しかし、その分、働くのも残業などできるだけしないで、夜は家族で過ごして、けっこう早く寝てしまいます。
日本のようにコンビニに行けば夜中でもなんでも好きなものが買える社会に生きていると、オーストラリアのライフスタイルに最初は違和感を覚えるようですが、そのあと、学生たちもいろいろ考えるようです。
日本に一昨日戻ってきて、夜でも暖房をつけず、蛍光灯ひとつで、テレビも見ない生活は、現在でも避難所で暮らす人々のことを思うと全く苦痛には感じません。その分、家族との会話が増え、本をゆっくり読むことができました。 オーストラリアのライフスタイルは派手なものや刺激的なものはとても少ないですが、これからの日本人が目指すべき質素だけど暖かい生き方があると思います。