旅行と留学の大きな違いは、海外の街に暮らすということです。
私はどの街を選ぶかよりもその街でどのように暮らすかのほうが、留学やワーキングホリデーが充実するためには大切なことだと思っています。それは、結局どんな環境でも楽しめる人間になるか、どんな場所に暮らしてもいつも不満を抱える人なのかということにつながってきます。
日本からの留学生は、どの街の物価が高いかとか、日本人の比率はどうなのかとか、本当にいろいろな情報を必要としている人が多いのですが、1人の人間の生活範囲や行動範囲などは思ったよりもコンパクトで、デモグラフィックな情報をいくら集めてもあまり影響を与えることは大きくありません。
それよりも直感で街を選んで、そこで自分らしいライフスタイルを作れるかどうかが大切だと思うのです。私は、その街にいくつか自分のお気に入りの場所を作ることで、現地の人々との関わりができ、楽しい時間を過ごせるようにちょっとだけ努力しています。家の近くにお気に入りのカフェを見つけて、週末のブランチに通ってみるとかすることで、ちょっとしたなじみの店ができていきます。あまり繁盛して忙しいとこではなく、オーナーのおじさんかおばさんがのんびりやっているような店が狙い目ですね。
私の家の近くにとてもいいカフェがあって、通いだしたのですが、すごく繁盛していて、なかなか同じ店員さんに会えないので、なじみのお客さんになるまでにもう少し時間がかかりそうです。