2月27日に豪州の与党である「労働党」で党首選挙が行なわれました。
結果は、現党首であるギラード首相が大差(71票対31票)でラッド前外相を破りました。日本で言えば、民主党内で野田佳彦と小沢一郎が党首(首相)を巡り争ったといったところでしょうか。ギラードとラッドの間にはいろいろと因縁があったのですが、今回の結果によりギラードは党内政治基盤を磐石にしたと言って良いと思います。ただ、労働党の支持率は低迷しており、来年行なわれる総選挙では保守連合を組んでいる自由党、国民党が有利だと言われています。 豪州の政治には興味が無い、という留学生又は留学を計画されている方も多いかもしれませんが、日本の政治システムや政治家と豪州のそれとを比べると日本政治の未習熟度も良く分かりますし、何より政権政党が変わると豪州の移民政策や各種ビザの要件も大きく変わる可能性があります。日本の政局も気になりますが、来年にかけての豪州政治にも要注目です。写真は、キャンベラにある国会議事堂です。